37週正産期に!不妊と自宅安静からの妊娠に思うこと
正産期と呼ばれる、37週に突入致しました。
それまでに赤ちゃんが生まれると早産児になりますが、
ここまで来ればいわゆる分娩の正常期になるんですね。
妊娠6ヶ月目(23週)で赤ちゃんが下がり自宅安静を言い渡された時は、
「とにかく…せめて正産期までは頑張れ!」
と思っていましたが、いざこの日が来てくれると本当にホッとしました。
思えばこの妊娠、2年間の不妊期を乗り越えて迎えられたものでした。
それだけにホッとする以上に思い出も強く…
もうすぐ終わるマタニティライフへの切なさなんかも入り混じります。
今日は37週正産期を迎えた記念として、思うがままに語ります。
2年間不妊の末の妊娠に思うこと
34歳で結婚、35歳になる頃から子供がほしいと思うようになり
妊活と言われるものをスタートさせました。
当初は避妊をしなければすぐに子供ができると考えていたものの、
予想に反してなかなかできません。
35歳と言う年齢柄、卵子の老化もあったのだろうか?
不安が増えてきて妊活開始後1年を前に、不妊治療を始めます。
不妊治療は結果が思うように出ず、1年ちょっとしたあたりで疲れてしまい…
ジム通いと不妊サプリで気分転換したところでの妊娠でした。
妊娠できた時はみんなそうだと思いますが、私も例外ではなく
妊娠初期は不安×2でいっぱいでした。
特に私は37歳で初産、つまり高齢出産。リスクも多いとされる年代です。
けれども心のどこかで信じていたことがあります。それはこんなこと。
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2年間の末にようやく宿ってくれた命ってことは、この赤ちゃんは
生命力があるんだ。多少のトラブルも乗り切るだけの力があるはず!
今現在も初の出産を前に不安は正直、あります。
お産に100パーセントはないからです。
けれど心のどこかでグッと我が子を信じてみるんです。
今できることは、もはやそれしかありません。
気付けばこのお腹の子の健康を祈り続けています。
そしてこれはあとづけだから言えるかもしれません。それは、
このお腹の子は、私達のところに来る時を
ずっと待っててくれたのかもって。
2年間の不妊の間に、自分のまわりの環境がガラリと変わりました。
金銭的なゆとりだったり、不妊を経験しないと知れなかった世界もあります。
例えば人の何気ない一言(子供まだー?)に傷ついたり、
SNSで赤ちゃんや子供の写真を目にしては、切なくなったり…
私ももしかしたら不妊を経験せずにこの子に会えていたら、
人様にも同じ想いをさせてしまったかもしれない。
2年間という子供がほしい期間を通じて、
自分も少しだけ大人になれた気もしました。
そして妊娠や子育て、たとえどんなに辛くても。
初心を忘れることなく頑張ろうって思えています。
人生ムダなことって一つもないんだなーと、一番感じる
エピソードでした。
妊娠期間ずっと心がけてきたこと
実はですね…
妊娠発覚してからずーっとお腹に話しかけています。
いわゆる胎教ってヤツですね(^^)
赤ちゃんの聴覚が発達してくるのは妊娠中期です。
着床して間もない胎芽(胎児ではなく「芽」ですね、最初は…)にも
お腹に手を当てて声をかけ続けていました。毎日毎晩…
赤ちゃんは出産と共にお腹の中の記憶は忘れてしまうんだとか。
けれどごく一部の幼児は、胎内記憶を持っているようです。
そんなエピソードを読んだ時、このお腹の命がどういう状況であれ。
つまり、聴覚があろうとなかろうと…意味が分からないとしても。
お腹の中で私達両親や家族みんな待ち望んできた、
大事にされている命だって感覚(自覚?)だけでも持ち続けてほしい。
そんな大切な命であると心に刻んで、自分に自信を持って
彼女の長い人生を生きてほしい。
お腹に来てくれてありがとう、どうか健康に育ってと。この繰り返しでした。
その成果かどうか、性別判定の時は性別が分かるようちゃんと足を開いてくれました。
逆子の時もとにかく夫婦二人でお願いし続けました。そして脱逆子ちゃん。
そして今も、出産予定日近くの平日昼間に生まれてきてほしいと
ダメ元でお願いし続けています。
最終的に出生時を判断するのは、我が子にお任せしますが…
希望を叶えてくれるかどうかというより、
お腹の我が子とのコミュニケーション。
これもいい、マタニティライフの思い出になりそうです。
そして話しかける意味を分かっているのかどうかは別としても…
ちゃんと答えてくれるんだなーってことに、感動しています。
高齢妊娠トラブルに思うこと
初マタニティライフは色々なトラブルがありました。
- トイレットペーパーに赤い点みたいな出血(初期~中期)
- 妊娠中期からお腹張りひどい
- 妊娠23週で赤ちゃんが下がってきて自宅安静
- 50gブドウ糖検査で引っかかる(再検査で問題なし)
- 妊娠30週で逆子ちゃんに!32週で治る
年齢的な問題もあったかもしれませんが、
40代でもトラブルない人もいるらしいので、個体差…としておきます。
この中でも一番辛かったのが、23週で赤ちゃんが恥骨まで下がったこと。
あのままムリを重ねていたら、切迫早産もあり得た状況です。
もしかしたらこの我が子が、ムリしないでーって気付かせてくれたのかも。
今となってはそう思っています。
自宅安静も最初は精神的にきつかったです。ようやく念願の安定期。
出産準備も始めたかったし、色々おでかけもしたかった。
時期的にも冬の割にはお天気いい日が続いていたので、
外出欲もすごく…
それだけに、この正産期を迎えたい一心でとにかく乗り切りました。
30週でお出かけ許可を得られた時は本当に嬉しく、そこからが何か
毎日があっという間でした。
そして正産期に来ると、いつ分娩が始まってもおかしくありません。
臨月入ってからはお腹も重く、グーッと我が子が下がってくる感じがあります。
それだけに後少しのマタニティライフかーと。
ちょっと寂しく感じて泣けてきてしまいました。
正産期を無事迎えられてつれづれ思うことのまとめ
究極をまとめるとこういうことかもしれません。
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妊娠前後のトラブルがあっても、出来る限り我が子を信じる!
一つ一つ乗り切れた時は絶対いい思い出になる!
色々思うがままに語ってみましたが、お腹の子への話しかけは
自分の気持ちも落ち着くのでオススメですよ(^^)