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心拍確認できたけど赤ちゃんが成長せず流産になった話(1/2)

41歳で妊活再スタート。その1周期目に奇跡の妊娠ができた時の話です。ただ結論は…タイトルに書いた通り、流産になりました。

自分の中のとてもセンシティブなことで、こんな公開情報に書くかどうか実はけっこう悩みました。

ただ自分自身初めて流産という経験をしてインターネットでググっても、今はグーグルの検索プログラムの影響なのか、なかなか生の声(体験談)を見つけられませんでした。

だからこそ、こんな私の一つ2つの記事でも…
誰かの参考になればと思いあえて結末も分かるタイトルで書いてみます。

41歳で自然妊娠するまでに心がけた2つのこと(ダイエットとサプリメント)

35歳から妊活を始めてもなかなか妊娠できず。不妊原因もなかった私。それでも約2年後に不妊治療休み期間で妊娠してママになれました

37歳、初産

そんな位だったので、2回の自然妊娠と出産は最高の喜びでした。加えてあり得ない奇跡だなーとありがたく思うのが…
この41歳での自然妊娠でした。

一人目不妊治療の時に凍結した凍結胚を戻すも妊娠継続に至らず。そこで少し休んでセルフタイミングで妊活再開。1周期目の奇跡的な自然妊娠だったのです。

その時期にしていたことはこの2つです。

  1. 糖質制限ダイエット(と言ってもロカボレベル?)
  2. ミトコンドリアサプリメントを習慣

1.は

ただ基本的に思うのは、妊娠できた時はストレスが比較的少ない時期だったってことです。
「妊娠できたらいいなー」
くらいの気持ちで、夫婦仲をよくする位の気持ちで取り組んでいた妊活でした。

そんな41歳セルフ妊活の再開1周期目だったので、生理前になると
「どうかなー妊娠できているのかなー」
とドキドキでした。周期が比較的安定はしている方なので、D32を超えたら妊娠検査薬をしようと考えていました。

するとD32(最終生理日から32日目)になっても…リセットせず。まさか?まさか?とワクワクドキドキして検査薬をしてみたら…

あの青のラインがくっきりと!すぐに夫に駆け寄り報告。嬉しくなって実の母親にも報告してしまいました…

その後こんなことになるとは思わず…にです。一緒に心がモヤモヤの1ヶ月を過ごすこととなりました。

 

7週で心拍確認できたけど胎芽が小さい(CRLが5ミリ)&心音が聴こえなかった

 

妊娠検査薬での陽性。ちょうど不妊治療もお休み期間。セルフタイミングで2~3回して妊娠に至らないなら、通水検査をしようと考えていました。そのため長らくお世話になった先生への報告もしたいと不妊治療クリニックに予約し、妊娠判定をお願いしに行きました。

5週目で胎嚢確認ができました。ひとまず6合目のおめでとうだね、と先生。さあ、長い長い2週間後の心拍確認ですねーと…
7週3日に該当する日に心拍確認の診察予約をしたのです。

さて、この長い2週間どうしよう?産む病院はもう決めてあるし、マタニティ準備としてはすることがほとんどない。とにかく仕事を忙しくして、ひたすら月日を待ち続けた心拍確認までの2週間を待ちました。

2年間妊娠できなかったことを思うと、自分の子宮は元気な受精卵しか妊娠できないとひたすら思い込みました。大丈夫、あの不妊期間が返って自信になる!

クリニックに足を運び、長い時間をドキドキして待ちました。かすかにつわりも始まってきました。内診台に上がる前、何か少し不安が走ったのです。

すぐに不安をかき消し急いで内診台に登る。「ああ、あれはまさに赤ちゃん!」
胎芽がくっきりと見えました。

「うん、心拍は見えるねー」

で、心音…?んん?心音は聞こえないのかな?思わず口にしてしまいました。結論としては、心音はまだ確認できる大きさではないとのことです。CRLは5ミリ。
でも過去2回の妊娠では、7週だと10ミリはあったような気がしました。そこで先生に即座に質問。

7週になると10ミリはほしいとこだよね。それ位だと心音も確認できるんだけどねー」

ただ受精のタイミングが遅れることもあるし、不安もあるよね、と。そのため分娩予定の病院宛てに紹介状を書くから早いタイミングで受診予約しては?とのことでした。

先生曰く、心音確認までできていると安心しておめでとうって言ってるみたい。初めての妊娠の時も確かに「おめでとう」とニコニコ話してくれました。

今回は「おめでとう」の言葉がなかったな…と半信半疑な卒業証書の紹介状…
紹介状はもらえたのでひとまず気持ちを切り替え、最短で産院の初診を予約しました。

ちょっと早まり過ぎてその3日後の8週入ったばかりで初診。さすがに3日では急成長はしていないよね、とは思ったけど…ただ何かあった時にバックアップしてほしいと思ったので…結局3日前と変わらずで、ひとまず2週間様子を見てみましょう、とのことでした。

この2週間は、今までの心拍確認までの2週間よりも遥かに長く感じました。毎晩ひたすら、赤ちゃんが成長する様子を目に浮かべながら眠るようにして…神頼みでも何でもしていました。

 

9週で心拍は確認できたけど成長していなく(CRL3.1ミリ)流産診断

待ちに待った2週間後の9週目。その日は春にしては珍しい、冷たい雨風な一日でした。

しばらくお天気も良く、桜を見たりもしました。時折しも、新型コロナによる外出自粛が始まった頃。子供たち2人と一緒に「4人で」、桜を眺めたりしていました。

そんなドンピシャなお天気なのが気にもなりました。が、雨降って地固まるとも言うし…と冷たい雨風で身体を冷やしながら病院へ。

この2週間、出血や腹痛はないこと。つわりはあること。至って普通の妊娠中な状態だと伝えました。とは言え内診しないと分からないので、とにかく手短に…先生も察してすぐに内診を始めてくれました。

すると目に写ったのは…
2週間前より少し小さくなったような赤ちゃん。心拍は見えました。が、心音はやはり聞こえません。小さすぎるから、とのことです。

説明によると、9割方流産するだろうと。ただ心拍は確認できているから、ひとまず様子見とのことで。次回の診察は2週間後になりました。
流産が始まることもある、と。その時の受診目安についても話がありました。

流産…という現実が見えて、しばらくは涙が止まらず待合室でひたすら泣きました。
外に降りしきる久々の雨と、新型コロナ対策による換気で空いている窓から冷たい風が…

とにかく絵に描いたようなような哀しみのシチュエーションで辛い現実と向き合いました。

妊娠検査薬陽性から検診のたびに「新しい生命を信じよう」と言い続けていた夫に実母。さすがに実母には電話かけられず、淡々とショートメッセージで流産を伝えました。
その後数日は、何かをしても涙が出るという状況が続きました。そんな時一番の支えになったのが、家族でした。

涙が乾ききった頃から。お腹の子が本当にお空に旅立ったとしても…
この子の分まで、お姉ちゃんたちをしっかり育てあげようと。大切にしてあげようと。普段だったら叱ってしまうところも、落ち着いて対処して「いい母」になりました。

11週に入り、検診予定日2日前の夕方。現実に向き合うこととなりました。

自然流産の兆候と11週で茶オリからの生理状態で始まる流産

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9週の流産診察から約2週間を待つ頃。何か無性にイライラすることが出てきました。ちょうど生理前のようなあのイライラ感です。

それまで何とか前向きに、育児に向き合おうとしていた私。けれども子供たちも小さいが故に
言うことを聞いてくれないことって…けっこうあります。そんな時、思わず怒ってしまうことが出てきました。

その二日後に、茶オリからの生理みたいな出血が始まりました。生理1~2日目になるような状態。その時何か悟りました。

「ああ、あの生理前のイライラ感は…赤ちゃんが旅立ったのかな?」

と…

覚悟を決めて11週、病院に向かいました。やはりエコーを見ると…心拍が確認できないと先生。私も目の前で一生懸命涙をこらえました。

動いてる?と思ったけど、自分の身体かエコーを持つ先生の「ぶれ」のようなものでした。2週間前のように、素人でも確認できるような鼓動は分かりませんでした。

診断は「進行性流産」とのこと。
手術をするか、自然に待つか。メリット・デメリットそれぞれの説明を聞きました。自然に待つデメリットである「いつ起きるか分からない」は、怖くもありましたが…

ただちょうど2020年前半で新型コロナウィルス騒動が始まり、不要不急の外出ができない状況。何かあっても基本は家だから大丈夫だろうと考えてその時を待つことにしました。

いざ冷静になると、もしトイレに赤ちゃんが落ちた時どうするんだろう?とか心配に。出血もどれくらいのものなのか?夜用ナプキンで大丈夫と聞いたものの、お産パッドは用意した方が良いだろうか?とか気持ちが落ち着きません。

お産パッド(産褥パッド)は、二人目産後の残りがあったのでトイレの近くにセット。産褥ショーツを用意しておけば良かったと後で思います。そんな心配を抱えながら、世間は連休に入りました。

自然流産待ちにタンポンは使っていいの?

茶オリからの生理的な出血が始まった時に思いました。タンポンを使いたい!と。

というのも、私は普段タンポン派なのです。そのため、産後の悪露(1ヶ月近く続く出血)の時もタンポン使いたくなりかなり苦戦しました。
おそらくダメなんだろうとは思い、ナプキン2つ当てたり普段使わない夜用を買い足して頑張りました。

その後診察にて確認。やはり流産による出血はタンポンは使わないように、とのことです。
子宮の中のものを「排出する」のが大切なので、タンポンはどうしてもうまく出しきらないリスクが高いのだとか。

まあそうだよねーとも思ったのですが、ネットで検索してもなかなか見つけられなかったので…診察を受けた回答として記しておきます。

そして自然流産待ちの中でも、おそらく一番キツイパターンを経験することとなりました。

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心拍確認できたけど赤ちゃんが成長せず流産になった話(2/2)